【図解】耳の下の痛み

耳の下の痛みイメージ 未分類

 

『耳の下の痛み』

…その原因のお話しです。

あごを動かしたり、
ものを飲み込んだり、
右を向いたり、
左を見たり、

すると、
耳の下が痛むことがあります。

原因がわかれば治せます。

その原因を改善すればいいからです。

柔道整復師の鈴木数文が解説します。

 

はじめに動画をご覧ください。

 

●耳の下の筋肉、これが原因です

 

胸鎖乳突筋顎二腹筋

これが原因の筋肉です。

つまり、耳の下の筋肉です。

 

耳の下とは、乳様突起です。

乳様突起の解剖図

 

乳様突起は側頭骨の突起です。

胸鎖乳突筋と顎二腹筋が付着しています。

これが耳の下の筋肉です。

 

胸鎖乳突筋は、乳様突起を引っ張って、頭を動かしたり。

顎二腹筋は、乳様突起を支点にして、あごや舌骨を動かしたり。

 

顎二腹筋と胸鎖乳突筋

 

では、なぜ、
この2つの筋肉が耳の下の痛みの原因なのか?

くわしく解説します。

 

●顎二腹筋と胸鎖乳突筋とは?

 

胸鎖乳突筋は、
乳様突起を引っ張って頭を左右に振り向けます。

 

胸鎖乳突筋の解剖図

 

顎二腹筋は、
乳様突起を支点にあごと舌骨を動かしてものを飲み込む働きをします。

 

顎二腹筋の解剖図

 

2つの筋肉が、乳様突起をつよく引っ張るときの痛み

それが耳の下の痛みです。

胸鎖乳突筋は顔を振り向ける筋肉です。

なので、
顔を振り向くときに耳の下が痛みがでます。

顎二腹筋はあごと舌骨を動かして、ものを飲み込む筋肉です。

なので、
ものを飲み込むときの耳の下の痛みの原因です。

でも、なぜ、
痛みがでるのでしょうか?

筋肉が固まる

これが痛みの原因です。

通常、やわらかいと、筋肉は伸びます。

伸びることで引っ張る力を吸収します。

でも、固まると、
筋肉は伸び縮みができません。

なので、固まると、
力を吸収できずに強く引っ張るのです。

例えば、
胸鎖乳突筋が10kgの力で顔を振り向けるとします。

通常、筋肉がやわらかいと、
2kgの力で、胸鎖乳突筋は伸びます。

そして、
残りの8kgが乳様突起を引っ張る力になるのです。

でも、
固まると、10kgで乳様突起を引っ張るのです。

なので、
固まるとつよく引っ張るのです。

 

胸鎖乳突筋が乳様突起を引っ張る
胸鎖乳突筋の引っ張る力イメージ

 

顎二腹筋が乳様突起を引っ張る

顎二腹筋の引っ張る力イメージ

 

つまり、
胸鎖乳突筋や顎二腹筋が固まって、乳様突起をつよく引っ張る

これが耳の下が痛む原因です。

では、なぜ、
胸鎖乳突筋や顎二腹筋が固まるのでしょうか?

その理由の解説です。

 

●血流不足で筋肉は固まる

血流のイメージ

 

筋肉の血流不足

 

これが筋肉の固まる理由です。

血流が不足すると、酸素とブドウ糖が欠乏します。

 

酸素とブドウ糖の化学式

 

この酸素とブドウ糖の欠乏が、

筋肉の固まる生理学的な理由です。

 

すこし、むつかしい話になります

ご辛抱ください

 

つぎの図解をご覧ください。

筋肉の好気呼吸の図式

 

この図は筋肉のエネルギーが生まれる仕組みです。

ブドウ糖と酸素で、エネルギーを作る化学式です。

 

”筋肉の好気呼吸” です。
高校の理科「生物」で学習します。

生物を選択されていない方。
もちろん、はじめて耳にする言葉です。

生物を選択された方。
ても、記憶が忘却の彼方に …?

とりあえず、血流不足で筋肉は固まる

これだけは、お忘れなく。

であれば、
以下の解説はスルーしていただいて結構です。

では、筋肉のエネルギーが生まれる仕組み。
この解説に戻ります。

 

38ATPが、筋肉のエネルギーです。

このATPとは、アデノシン三リン酸のことです。

細胞のエネルギーになります。

なので、
ATPは「生体のエネルギー通貨」と言われます。

そして、
2つのエネルギーとして消費されます。

 

1.収縮エネルギー
2.熱エネルギー

 

収縮エネルギー

筋肉の伸び縮みのためのエネルギーです。

 

筋肉の伸び縮みイメージ

収縮エネルギーは、
筋肉の伸び縮みのために使われます。

なので、
不足すると、筋肉は固まります。

 

熱エネルギー

筋肉を温めるためのエネルギーです。

熱エネルギーのイメージ

筋肉を温めるために使われます。

なので、
不足すると、筋肉は冷えます。

 

固まる、冷える、しびれる、ケイレンする…

血流不足が主な原因なのです。

つまり、酸素とブドウ糖の欠乏

これが筋肉トラブルのおもな原因と言えるのです。

 

では、なぜ、
筋肉は血流不足になるのでしょうか?

その理由の解説です。

 

●じっとしていると、筋肉は血流不足になる

パソコンで固まるイメージ

 

筋肉がじっとしている。
これが血流不足になる理由です。

 

筋肉が伸び縮みをする。
つまり、動く。

 

動くと、筋肉に血流が生まれます。
これを筋肉のポンプ作用と言います。

 

つまり、
筋肉は動かないとポンプ作用が働かないのです。

筋肉に血流が生まれないのです。

 

えっ、
ポンプ作用って、何?

 

そんな声が聞こえて来そうなので解説をします。

 

筋肉のポンプ作用

ポンプ作用イメージ

 

伸びたときに、古い血液を吐き出します。

縮んだときに、新しい血液を吸い込みます。

 

これが筋肉のポンプ作用です。

筋肉のポンプ作用の図解イメージ

 

なので、じっとしている筋肉。

血流不足で固まるのです。

 

(耳の下の痛みの図式)

① 首がじっと動かない

② 顎二腹筋・胸鎖乳突筋が血流不足になる

③ 酸素とブドウ糖が欠乏する

④ 顎二腹筋・胸鎖乳突筋が固まる

⑤ 乳様突起をつよく引っ張る

耳の下の痛み

 

では、どうすればいいでしょうか?

 

●耳の下の痛みの対処法は、これだ!

筋肉の血流改善イメージ

 

筋肉の血流改善

つまり、
胸鎖乳突筋と顎二腹筋の血流を改善する

これが対処法です。

血流を改善すれば、筋肉はやわらぐからです。

やわらげれば、乳様突起を引っ張る力が弱まります。

引っ張る力が弱まれば、耳の下の痛みは消失します。

 

つまり、胸鎖乳突筋や顎二腹筋の血流改善!

これが耳の下の痛みの対処法なのです。

 

でも、
どうやって血流を改善すればいいのでしょうか?

そのやり方は、このように…

●結局どうすれば…?

 

マニュアルがあります。

 

胸鎖乳突筋の血流改善のやり方のマニュアルです。

顎二腹筋の血流改善のやり方のマニュアルです。

 

筋肉の血流を促進して痛みをなおすマニュアルです。
そのやり方のマニュアルです。

 

しかも、自分でなおすマニュアルです。

 

わたしは柔道整復師です。

なので、
自分の首こりは、自分でなおします。

そのやり方をマニュアルにしました。

 

マニュアルのくわしいことは、こちら⇒

※ 首こり楽楽.com のページにジャンプします。

 

マニュアルの表紙もくじのイメージ

耳の下の痛みをなおすかんたんマニュアル

 

自分でなおす・かんたんマニュアル

【サンプルページ】

  • 表紙

 

マニュアルは2つのタイプがあります。

1.症状別

(例)

・耳の下の痛みを自分でなおすマニュアル

・首の後ろの痛みを自分でなおすマニュアル

2.筋肉別

(例)

・胸鎖乳突筋を自分でなおすマニュアル

・斜角筋を自分でなおすマニュアル

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