外反母趾って、女性に多いですよね。
一般的に言われている男女比 …
1:9 なんです。
外反母趾の10%が男性。
そして、女性は90%。
驚きますよね。
でもまだ、そのつづきがあります。
O脚も、女性に多いのです。
男女比 1:4
O脚の80%が女性です。
そして、まだまだその先があります。
変形性膝関節症も、女性に多いのです。
男女比 1:4
つまり、変形性膝関節症の80%が女性。
そして、高齢者になると、
女性の罹患率はさらに増加します。
つらい、つらい、ひざの痛み。
そして、
その多くが変形性膝関節症の痛みです。
ひざの痛みで悩んでいる高齢者。
その多くが、女性なのです。
これには、それなりの理由があります。
ハイヒール
なぜ、外反母趾が女性に多いのでしょうか?
たぶん、想像がつきますよね。
そうですね。
やっぱり、ハイヒールです。
先端の細い、先の尖った靴。
しかも、かかとが高い。
これが原因です。
ヒールが高い靴。
つま先に体重がかかります。
そして、
くつの先端の形状に沿って、
足のゆび先が変形したのです。
これが外反母趾です。
「纏足」
ところで、これ読めますか?
そうです。
「てんそく」と読みます。
これが、纏足(てんそく)です。
むかし、中国の女性は纏足でした。
纏足用の靴を幼児期から履きました。
纏足用の靴を脱げば、このようになっています。
少々、見苦しい写真です。
申し訳ありません。
でも、外反母趾も、同じなんです。
纏足は、纏足用の靴。
外反母趾は、ハイヒール。
みなさんが長年履いてきた靴。
その靴の形状に沿って足が変形したのです。
ハイヒールでなくてもいいのです。
先の尖った靴。
かかとが高い靴。
先っぽのせまい空間に閉じ込められた足のゆび。
ついには、
親ゆびと人差しゆびは、重なってしまうのです。
長い年月で、こうなってしまうのです。
1年、2年、3年…
いえいえ、もっとです。
纏足は、幼児までさかのぼります。
外反母趾は、ハイヒールを履き始めてから…
では、話しを先に進めます。
外反母趾で、ひざの痛みが…?
外反母趾を放置すると、将来、ひざの痛みになる。
そんな図式があります。
外反母趾 → O脚 → 変形性膝関節症 → ひざの痛み
これが、その図式です。
では、この図式の解説です。
外反母趾で、O脚になる理由
「魚の目」がポイントです。
外反母趾になると魚の目ができます。
人差し指の付け根にできます。
(魚の目ができる理由)
外反母趾の人の歩き方。
親ゆびの付け根で蹴りだすことができません。
親指が内側(人差し指側)に曲がっているからです。
なので、
人差し指の付け根で蹴りだします。
すると、
人差し指の付け根に負担がかかります。
その結果、
人差し指の付け根に魚の目ができます。
これが魚の目ができる理由です。
その魚の目が痛くなってきます。
すると、その痛みを避けようとします。
つまり、足の外側に体重をかけるのです。
小指側です。
小指側に体重をかけて歩くと、O脚になります。
試しに、みなさんも、
小指側に体重をかけて立ってみてください。
ひざが開いて、O脚になる。
確認できると思います。
これが外反母趾でO脚になる理由です。
話を進めます。
O脚 → 変形性膝関節症 → ひざの痛み
O脚で歩く。
すると、ひざの内側に体重がかかります。
これがひざ関節が変形する原因です。
この体重の負担が変形の原因なのです。
そして、ひざの内側に痛みがでます。
これが外反母趾からひざの痛みの図式です。
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